人生最後の10年をどのように過ごしたい?健康について考えさせられるカナダのCM

人生最後の10年をどのように過ごしたい?健康について考えさせられるカナダのCM

いわゆる健康サービスを作る仕事をしていると、必ずと言っていいほど立ちはだかる壁があります。

  • それは、病気になる前に、健康に気遣う人はほとんどいないということ。

「自分が病気にならないと健康について考えないもんだよ。」

「将来のことよりも、今楽しいことが大事だからね。」

「お酒やたばこがストレス解消になっているのに、辞めたらストレスが溜まってしまうよ。」

体に染みついた生活習慣を変えることは、相当な覚悟と努力とエネルギーが必要。

ストレス解消になっている習慣を辞めるのであればなおさら大変。

運動しても、甘い物を我慢しても続かない…くじけそうなときに強い支えになるのが、

「あんな苦しい想いするのなんて二度とイヤ!」

って思いだったりするので、病気でつらい思いを経験がなければ挫折しやすいということです。

結局、自分や身近な人が病気で苦しまないと、自分の健康には興味を持たないのでしょうか。

でも、一度発症してしまった病気やケガが、完治が難しかったら?
気づいたころにはすでに遅し!だったら?

家族や友人に起こったら…

そんな想像をすると、怖い。。

後で何も言わなかったことを後悔すると思うから、ぎりぎりうざいと思われない程度に言っちゃいます。

いや、すでにうざいと思われているのかもしれません。(^_^;)

何か、良い伝え方はないかな…

と考えているときに、出会った動画。

カナダのHeart & Stroke Foundationが制作したCMです。

「人生最後の10年はどのように過ごしたいですか?」

 

私には心に刺さるものがありました。

同じモチーフを使って、対比させている表現がすばらしいな。

制限のある寝たきり介護生活を送るのか、孫と出かけたり家族と過ごす生活を送るのか、目の当たりにすると思わず健康について考えざるを得ません。

 

介護の必要がなく、日常生活を支障なく過ごせる期間を”健康寿命”と呼びます。

このCMでは、カナダの平均寿命と健康寿命の差は10年と紹介されています。

つまり、多くの人が、10年間は介護されて生活をしているということ。

 

では、日本は?

日本の現在の平均寿命は、女性は87歳、男性は81歳(厚生労働省2016年)。

一方で、“健康寿命”は、女性75歳、男性72歳(厚生労働省2016年推計値)。

平均寿命よりもかなり短い。

これは、日常生活に支障があり介護を受けている期間が、女性は12年、男性は9年あることを示しています。

 

65歳以上の介護の原因です。

1位:脳血管疾患(脳卒中)17.2%

2位:認知症 16.4%

3位:高齢衰弱 13.9%

4位:骨折・転倒 12.2%

5位:関節疾患 11.1%

6位:心疾患(心臓病)4.7%

あとは、その他・不詳・原因不明です。

厚生労働省「国民生活基礎調査(平成25年)」より

このうち、青字で示したのは、筋肉量低下、体力低下、体型(やせすぎ、肥満)、食事(高脂肪、高糖質、栄養不足)など、日頃の生活習慣が原因となる病気・ケガです。

認知症はまだはっきりとした原因は特定されていません。

しかし、生活習慣病を患っていると認知症になるリスクが高い(糖尿病患者は1.5~2.5倍のリスク)とする統計データがあるため(国立国際医療研究センター糖尿病情報センターより)、生活習慣が関係している可能性が高いです。

不運な事故による介護も当然ありますが、

人生最後の10年をどのように過ごすのかは、自分の選択で決まる。

と言っても過言ではなさそうです

健康に興味を持たない人が身近にいたら、ぜひ動画を一緒に見てみてください(^_^)