体質は変えられる~薬膳講座最終回のご案内~

本日は雪!
最高気温が3℃という寒さですが、体調を崩していませんか?
私は1月下旬に、人生初のインフルエンザに感染しました。
一瞬たりともじっとしていられない全身の痛みと関節痛があり、普通の風邪とは一線を画すほどの脅威を感じました。
「インフルエンザウィルス、つ、つえー」
ほとんど食欲はなく、唯一食べられたのは、みかん、りんご、いちご。
薬膳的に見てみると、
○いちご:からだの熱を冷まして、のどを潤す。胃腸の働きを高め、消化促進。
○りんご:からだの余分な熱を冷まし、潤す。口の渇きに。消化機能を高め、痰をとる。
○みかん:気のめぐりを良くし、のどや胸のつかえを取り除く。
いちごやみかんはビタミンCも豊富で免疫力を高めます。
からだが弱っているときほど、からだが本当に求めるものしか食べられなくなるもんですね。
でも、普段は食べられる食材の幅が広いので、自分のからだが求めている食べ物ってわかりにくいです。
温かい飲み物でからだを温めることはできても、
疲れやすい体質、乾燥肌、むくみなどのちょっとした不調を改善したいときに
合った食事は直感的にはなかなか分かりません。
薬膳は、日々のからだの症状から、どんな食材や料理があなたの体調を整えるかヒントをくれます。
自分に合った食材を見つけるための近道として試してみるのが吉。
第5回の薬膳講座は、今の季節にもぴったりなテーマ、「寒がり・疲れ・下痢体質を改善する薬膳」です。
寒がり・疲れ・下痢体質の方は、中医学の体質分類でいう「気虚(ききょ)」「陽虚(ようきょ)」の状態であると考えられます。
「からだをめぐる気の量が圧倒的に不足している状態」ということです。
<気が不足すると出てくる症状>
□ 疲れやすい・倦怠感がある
□ やる気がない
□ 寒がり
□ 風邪をひきやすい
□ 何もしなくても汗をかく
□ 少し動いただけで息切れする
□ 朝すっきり起きられない
□ 食後眠くなる
□ 食欲がわかない
□ 下痢しやすい
□ 不正出血がある
□ 顔色が悪い
□ むくみがひどい
□ 体を温めると体調がよくなる
□ 腰痛がある
□ 抜け毛が多い
□ 頻尿・尿漏れがある
これらの症状に複数当てはまる方は、
気を補う食事や、気を消耗しない生活習慣をすることが大切です。
体質を悪化させないためにも、薬膳を学んでご自身の体をケアしませんか?
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